新・相模原市総合計画の施策の実施状況及び事務事業評価について建議が行われました
「新・相模原市総合計画」は、総合計画としては初めて成果指標を設定し、この成果指標に基づ き、施策の実施状況を毎年度定期的に評価・検証することにより、施策目標を実現するための取組 や事業の改善を図ることとしています。
総合計画の進行管理として、平成24年度の施策の実施状況に基づき、本市が行った1次評価の 結果を受け、外部評価機関の相模原市総合計画審議会が9月から10月にかけて2次評価を行った 結果について、この度同審議会における意見がまとまったことから、市長への建議が行われました。 施策の実施状況に関する建議が行われるのは、本年度で3回目となります。
また、事務事業評価は、効率的・効果的な評価を実施するため、昨年度から総合計画の進行管理 における2次評価の対象施策を構成する事務事業について評価を行うことにより、施策評価と連動 して実施しており、この度相模原市経営評価委員会における2次評価の結果や事務事業に対する意 見がまとまったことから、総合計画の施策の実施状況に関する建議と併せて、同委員会委員長から 建議が行われました。
今後、本市では、これらの建議を受け、相模原市総合計画審議会及び相模原市経営評価委員会か らの意見に対する対応方針や改善に向けた工程表等を作成し、報告するとともに、公表を行う予定 です。
1 建議の日時及び出席者
(1)日 時 平成25年12月4日(水)午前11時から
(2)場 所 相模原市役所本庁舎本館2階 第1特別会議室
(3)出席者 ・相模原市総合計画審議会
会長 吉田 民雄 氏(東海大学政治経済学部特任教授) ・相模原市経営評価委員会
委員長 山口 由紀子 氏(相模女子大学人間社会学部教授) ・本市
加山市長、小池副市長、大房企画財政局長、湯山企画部長
2 建議の内容について
(1)新・相模原市総合計画 施策の実施状況に関する建議書 別添「資料1」のとおり
(2)事務事業評価に関する建議書 別添「資料2」のとおり
(左)吉田会長
(右)加山市長
(左)山口委員長
(右)加山市長 平成25年12月6日 相模原市発表資 料
問い合わせ先
○新・相模原市総合計画
施策の実施状況に関する建議書について 企画政策課
電話 042-769-8203
○事務事業評価に関する建議書について 経営監理課
電話 042-769-9240
1
新・相模原市総合計画
施策の実施状況に関する建議書
平成25年12月
相模原市総合計画審議会
資料1
2 あ
3 はじめに
本年度は、新・相模原市総合計画がスタートして4年目、施策の進行管理を開始し て3年目となる。
当審議会では、これまで築き上げてきた評価のノウハウや経験を踏まえつつ、事務 事業評価とも連動させ、昨年度に引き続き、全50施策の3分の1程度となる17施 策について2次評価を行い、また、昨年度の施策評価で改善を要すると判定した10 施策に関する改善工程表について、実施状況のモニタリングと評価を行った。
こうした評価に当たり、施策を構成する事業の所管課に対しヒアリングを実施した。 取組状況からは、それぞれに一定の努力は認められるものの、その努力の成果につい て、進行管理シートや改善工程表からは読み取ることができないものが多かった。依 然として、自らの実績を表現する際の視点が、実施した事業等の概要や物量などの「活 動の実績」の表記が中心で、まだまだ市民にとっての具体的な利便性の向上など事業 等の実施結果としての成果を実績データで示す思考になっていないと思われる。また、 多くの場合、担当する分野や事業しか見ておらず、担任するその事業等が総合計画に 掲げた施策の実現のための手段であり、それぞれが施策達成上果たすべき役割や寄与 度を意識し、相互の積極的な連携を進めていくことが本来の姿であることなど、体系 的、複合的視点で施策の推進が図られていないように感じられた。施策の成果を定量 的な成果指標及びサブ指標で明確に設定し、他の施策分野との連携を視野に入れた的 確な取組が必要であると感じた。
また、計画 の実現の た めにサービ スの物量 を 増やすとい う発想が 感 じられたが、 個々の取組における費用対効果の検証が不十分で、自らの事業の適正量を精査する準 備ができていないとともに、結果に対する原因分析も欠けている部局も多く、そのた め取るべき改善策の根拠も曖昧な状態であることも指摘しなければならない。
昨今の自治体では行政需要が高まるに伴って、ますます厳しい行財政運営が求めら れている。相模原市においても、その例外ではなく、最少の経費で最大の効果を上げ ることが必須であり、また、これこそが市民が求めている行政サービスの形である。
今後めまぐ るしく変 化 すると思わ れる社会 経 済情勢にも 柔軟に対 応 していくため に、相模原市がめざす姿の実現に向け、真に必要な取組が何であるのかを絶えず考え つつ、庁内横断的な取組を進めることで、無駄がなく効果の高い施策の展開を図って いくことを強く願うところである。
平成25年12月
相模原市総合計画審議会 会長 吉 田 民 雄
1 目次
第1章 評価の実施方法について
1 評価の仕組み… … … P1 2 評価の流れ… … … P2 3 評価の基準… … … P3
第2章 総合計画審議会の評価・意見について
1 評価の対象及び視点… … … P4 2 2次評価の結果及びコメント(総論)… … … P5
平成24年度「2次評価」結果について(施策別各論)… … … P10
平成24年度「改善工程表モニタリング」結果について(施策別各論)… … P20
参考資料1
相模原市総合計画進行管理実施方針… … … P27
参考資料2
「平成24年度 新・相模原市総合計画の成果指標・総合評価」結果一覧… … P30
付属資料
相模原市総合計画審議会の開催経過(平成25年度)… … … P35 相模原市総合計画審議会委員名簿… … … P36
1 第1章 評価の実施方法について
評価の実施に当たっては、「相模原市総合計画進行管理実施方針」(27ページ「参 考資料1」のとおり)に基づき行った。
この具体的な評価の実施方法については、次のとおりである。
1 評価の仕組み
<進行管理の仕組みのイメージ(PDCAサイクル)>
○ 新・相模原市総合計画基本計画では、
・各施策に掲げた「めざす姿」の実現に向け、
・「取り組みの方向」を明確にし、
・その達成度をできる限り客観的に測るため「成果指標」を示し、
・施策の目標達成の手段となる「主な事業」を掲げている。
○ 施策の構成要素である「めざす姿」「取り組みの方向」「成果指標」「主な事業」の体系 を踏まえ、施策の進捗状況について評価(Chec k)を行い、以降の改善(Ac t )につな げていくという、いわゆるPDCAサイクルに基づく進行管理を行っている。
○ 総合計画審議会は、この「評価(Chec k)」の役割を担い、市の施策の改善に向け、評 価の結果や意見を建議書としてまとめている。なお、毎年の評価施策は、効率的に評 価作業を進めるため、基本計画掲載の全50施策のうち、16∼17施策を抽出して 実施している。
新・相模原市総合計画
計画(Pl an) 実施計画 基本構想(おおむね 20 年後)
基本計画(平成 22 年度∼平成 31 年度)
改善(Ac t )
・事業計画見直し
・執行プロセス改善
実行(Do)
・施策の推進
・事務事業の執行
評価(Check)
・成果、進捗状況の把握
*1次評価(内部評価)
公表
総合計画審議会(施策評価)
*2次評価、改善工程表のモニタリング
(事務事業評価結果も参照) 市民
意見
(建議) 予算編成 組織・定数
・施政方針
・局、区運営方針 等
… 施策の「めざす姿」・「取り組みの方向」・
「成果指標」「主な事業」など
2 2 評価の流れ
○ 平成24年度の実績に基づき、「平成25年度 総合計画 施策進行管理シート」 を用いて施策評価を実施する。
○ 施策評価は、市(施策所管局)が実施する1次評価と総合計画審議会が実施する2 次評価の2段階で行う。本年度は、1次評価は全50施策、2次評価はそのうちの 17施策について実施する。2次評価では、1次評価のほか様々な評価の材料に基 づき評価し、その結果を『総合評価』としてまとめる。
○ 施策実施の実効性を高めるため、前年度2次評価結果を踏まえ市(施策所管局)が 作成した「改善工程表」の実施状況を確認する『改善工程表のモニタリング』を合 わせて実施する。
本建議書は、このようにして実施してきた「2次評価における総合評価」と「改善 工程表のモニタリングの評価」の結果について、とりまとめたものである。
進行管理年度
月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
平 成 2 3 年 度 実 績 に 基 づ く 進 行 管 理
平 成 2 4 年 度 実 績 に 基 づ く 進 行 管 理
平成24年度 平成25年度
建
議
報
告
建
議
報
告 1次評価
50施策
2次評価 19施策
対応方針 19施策
1次 評価 50施策
2次評価 17施 策
対応方針 17施策 平成24年度事業
H 2 4 実 績
・ 決 算
・ 市 民 ア ン ケー ト 集 計 H
2 3 実 績
・ 決 算
・ 市 民 ア ン ケー ト 集 計
※ 改善 工程表(16施策)
※ 総合 計画審議会による モニタリング
改善 工程表(10施策)※ 取組 を実施
改 善工程表※ 取組を実 施
(H26にモニタリング) モニタリング
評 価
総合計画審議会 部会で実施
○ なお、市(施策所管局)は、この後、本建議書の指摘に対する「対応方針」を定め るとともに、改善が必要と判定された施策(B又はC評価)については、具体的な 改善策を四半期ごとに定めた「改善工程表」を作成する。
3 3 評価の基準
(1)前年度実績に対する総合評価(2次評価の基準) ア 基本計画に掲げる成果指標の達成状況
成果指標の評価については、成果指標の年度別の目標値に対する実績値の達 成率に応じて、A∼Dまでの4つに区分している。
A … 年度別目標を達成
B … 年度別の目標の値を80%以上達成 C … 年度別の目標の値を60%以上達成 D … 年度別の目標の値が60%未満
− … 今年度は成果指標の測定ができないもの
イ 施策を構成する主な事業(事務事業)の実施状況など
2次評価で総合評価をまとめるに当たっては、アの成果指標の達成状況とと もに、施策を構成する主な事務事業の実施状況、別に行われている事務事業評 価についても評価の材料とする。
各事業には、平成24年度の「指標・目標」が設定され、これに対する「実 績」及び「評価」が記載されている。進捗状況をシートから読み取るとともに、 2つの部会で実施した担当課からのヒアリングにより、取組成果、事業手法や コストなどの妥当性を合わせて確認を行う。
ウ 施策の実施状況に対する総合評価
総合評価は、成果指標の評価、施策を構成する事業の取組結果、サブ指標の 評価、施策推進のために要した経費などを総合的に評価し、A∼Cの3つに区 分している。
A … 施策の目標達成に向けて十分に事業の効果が現れている B … 施策の目標達成に向けて一部の事業の取組に改善が必要 C … 施策の目標達成に向けて事業の取組に大幅な改善が必要
(2)前年度の評価に基づく施策の改善(改善工程表のモニタリングの基準) 前述のとおり、前年度評価(平成23年度実績に対して総合計画審議会が行っ た平成24年度の総合評価)の結果が「A」以外のもの、すなわち施策の目標達 成に向けて事業の取組になんらかの改善が必要と判定された施策については、平 成24年12月に市(施策所管局)が改善工程表を作成している。
この改善工程表に記載されている取組の実効性を担保するため、本年7月に市
(施策所管局)がその進捗状況を確認・自己評価を行っている。その確認・自己 評価結果に基づき、取組内容や実施状況、その効果などについて評価を行った。
4 第2章 総合計画審議会の評価・意見について
当審議会が行った2次評価の結果及び意見については、次のとおりである。
1 評価の対象及び視点
(1)施策評価:2次評価の対象施策
I 3 子どもを生みやすい環境の整備 健康福祉局 1
I 6 高齢者の社会参加の推進 健康福祉局 1
I 10 健康づくりの推進 健康福祉局 1
I 12 保健衛生体制の充実 健康福祉局 1
I 14 災害対策の推進 危機管理局 1
Ⅱ 17 家庭や地域における教育環境の向上 教育局 1
Ⅱ 19 生涯スポーツの振興 教育局 1
Ⅱ 20 文化の振興 市民局 1
Ⅲ 29 人と自然が共生する環境の形成 環境経済局 2
Ⅲ 30 生活環境の保全 環境経済局 2
Ⅲ 32 雇用対策と働きやすい環境の整備 環境経済局 2
Ⅲ 37 魅力ある観光の振興 環境経済局 2
Ⅳ 38 計画的な土地利用の推進 都市建設局 2
Ⅳ 39 広域交流拠点都市にふさわしい都市拠点の形成 都市建設局 2
Ⅳ 40 新たな産業拠点の形成と地域の拠点の活性化 都市建設局 2
Ⅳ 46 基地の早期返還の実現 総務局 2
Ⅴ 49 行政サービス提供体制の充実 市民局 1
部会別 基本
目標
施策 No.
施策名 所管局
(2)2次評価の視点
○ 成果指標の実績に係る結果の分析が適切であるか
○ 施策を構成する事業の方向性が適切であるか
○ 施策を構成する事業の実績及び評価結果が適切であるか
○ 施策を構成する事業の指標、目標が適切であるか
○ 総合分析及び市の自己評価(1次評価)が適切であるか
(3)改善工程表のモニタリング対象施策
第1章3(2)に記載のとおり、昨年度実施した2次評価の結果が「A」以 外の施策
I 1 地域福祉の推進 B 健康福祉局 1
I 13 市民生活の安全・安心の確保 B 市民局 1
Ⅱ 16 学校教育の充実 B 教育局 1
Ⅱ 18 生涯学習の振興 B 教育局 1
Ⅱ 22 人権尊重・男女共同参画の推進 B 市民局 1
Ⅲ 26 資源循環型社会の形成 B 環境経済局 2
Ⅲ 27 廃棄物の適正処理の推進 B 環境経済局 2
Ⅲ 28 水源環境の保全・再生 B 環境経済局 2
Ⅲ 32 雇用対策と働きやすい環境の整備 B 環境経済局 2
Ⅲ 36 都市農業の振興 B 環境経済局 2
平成24年度実施の 2次評価結果 基本
目標 施策 No.
施策名 所管局 部会別
5
(4)モニタリング評価の視点
○ 四半期ごとの取組が予定どおり進捗しているか
○ 対応方針の内容を実現するための効果的な手法となっているか
2 2次評価の結果及びコメント(総論)
(1)成果指標
■ 平成24年度実績による成果指標の評価結果は、次のとおりである。
成果指標結果
評価 個数 割合 個数 割合 評価目安
A 44 48% 44 48% 年度別目標を(上回って)達成
B 31 34% 31 34% 年度別の目標の値を80%以上達成
C 3 3% 3 3% 年度別の目標の値を60%以上達成
D 3 3% 2 2% 年度別の目標の値が60%未満
※ 0 0% 0 0% 現時点では成果指標の測定ができないもの
− 11 12% 12 13% 今年度は成果指標の測定ができないもの
合計 92 100% 92 100% 平成24年度実績 平成23年度実績
○ 参考 サブ指標結果
評価 個数 割合 個数 割合 評価目安
A 12 52% 14 70% 年度別目標を(上回って)達成
B 10 44% 4 20% 年度別の目標の値を80%以上達成
C 1 4% 0 0% 年度別の目標の値を60%以上達成
D 0 0% 0 0% 年度別の目標の値が60%未満
※ 0 0% 0 0% 現時点では成果指標の測定ができないもの
− 0 0% 2 10% 今年度は成果指標の測定ができないもの
合計 23 100% 20 100% 平成23年度実績 平成24年度実績
※ 昨年度実施した評価から、総合計画基本計画に掲げている成果指標を補完するために、市(施 策所管局)が独自にサブ指標を設定している。
■ 「成果指標に関する評価」に係るポイントとしては、今回は達成状況の程度な どよりも、成果視点の徹底を図ることを挙げたい。そのために原因結果分析を 含めた事業達成における成果意識の深化を求めたい。
なお、特に成果視点の徹底に向けて主要な意見は、次の4点である。今後の 成果指標の改善に反映されたい。
① 基本計画策定時における成果指標の設定に関わる課題だが、「市民アンケート 調査に基づく○ ○ の市民の割合」という主観的な指標が多く見られる。アンケ
6
ート結果はあくまでも主観的評価であり、客観的評価とバランスをとることが 望ましく、また、その成果を示す数値がどこまで行政の努力の結果なのか、外 部環境の影響も考慮すると、事務事業の成果の捉え方として曖昧さがある。各 部局の事業実施における努力を適正に測定することができるよう、現成果指標 を補完するための客観的・定量的な指標(サブ指標)の設定を更に検討された い。
② 行政の仕事は多目的な性質を有するものであるから、1つの成果指標で全て 評価できるというものではない。様々な角度から事業の成果をできるだけ総合 的に評価できるように、実績データを活用して3から4項目程度のサブ指標を 設定する努力をされたい。また、各事業は市民福祉の向上という大きな目標の 下、個々の分野の施策達成のために存在し、相互に関連し合っている。サブ指 標の考案においては、複数セクションをまたぐ共通指標といったものを含めた 検討をされたい。
③ 更に複数年に1度実施される調査結果を指標にした成果目標が一部あるが、 毎年成果を測定できる目標設定をすべきである。その意味でも、現成果指標を 補完するための客観的・定量的な指標(サブ指標)の追加設定が欠かせない。
④ なお、基礎自治体である市の事業努力により達成できる範囲は限られること も事実である。指標設定に当たっては、成果指標の限界と妥当性を絶えずチェ ックし、事業を進める中でどのような成果指標の設定が有効なのか、各部局で 十分議論されたい。
(2)総合評価
■ 総合評価の結果は、次のとおりである。
1次評価(市(施策所管局)の評価)は、Aが40%、Bが60%という 結果であったが、当審議会が行った17施策についての2次評価は、Aが3 施策で18%、Bが14施策で82%となった。昨年度と評価対象の施策が 異なっているため、単純な比較はできないものの、全体的に1次評価よりも かなり厳しい評価となった。
また、昨年度において2次評価を行った19施策のうち、A評価が9施策 で47%、B評価が10施策で53%と結果であったことから、本年度は、 昨年度と比べA評価が大幅に少なくなっている。
7 総合評価(平成24年度実績)
施策数 割合 施策数 割合
A 20 40% 3 18%
B 30 60% 14 82%
C 0 0% 0 0%
合計 50 100% 17 100%
A:施策の目標達成に向けて十分に事業の効果が現れている B:施策の目標達成に向けて一部の事業の取組に改善が必要 C :施策の目標達成に向けて事業の取組に大幅な改善が必要
評価
1次評価 2次評価
総合評価(2次評価)
施策数 割合 施策数 割合
A 3 18% 9 47%
B 14 82% 10 53%
C 0 0% 0 0%
合計 17 100% 19 100% 評価
平成24年度実績 平成23年度実績
本年度は17施策のうち14施策をB評価とし、一部の事業の取組に改善 が必要であるとしたことから、これら14施策について、新たに改善工程表 の作成を求める。
改善工程表の評価の詳細については後述するが、特に成果を意識しながら、 改善に取り組むこととし、来年度に自己評価を行う際には、予定どおり取り 組むことはもちろんだが、どういう成果が上がったのかを把握し、業務分析 等の結果を明確に示して市民への説明責任を果たしてほしい。
個別の施策に関する意見は、「平成24年度2次評価結果について」のとお りである。
な お 、 本 年 度 に 実 施 し た 総 合 評 価 の 結 果 は 、 成 果 指 標 の 結 果 と と も に 、 30ページ以降の参考資料2に掲載している。
8 改善工程表の作成を求める施策(14施策)
施策No. 施策名 所管局 2次評価
3 子どもを生みやすい環境の整備 健康福祉局 B
6 高齢者の社会参加の推進 健康福祉局 B
10 健康づくりの推進 健康福祉局 B
12 保健衛生体制の充実 健康福祉局 B
17 家庭や地域における教育環境の向上 教育局 B
19 生涯スポーツの振興 教育局 B
20 文化の振興 市民局 B
29 人と自然が共生する環境の形成 環境経済局 B 32 雇用対策と働きやすい環境の整備 環境経済局 B
37 魅力ある観光の振興 環境経済局 B
38 計画的な土地利用の推進 都市建設局 B
39 広域交流拠点都市にふさわしい都市拠点の形成 都市建設局 B 40 新たな産業拠点の形成と地域の拠点の活性化 都市建設局 B
49 行政サービス提供体制の充実 市民局 B
■ 総合評価に係る主要な意見は、次の5点である。今後の施策の推進に反映 されたい。
① 限ら れた 財源 の中 で 事業 を効 果的 に推 進 する 必要 が求 められ るこ とか ら、市民や市内に所在する大学、民間事業者、NPO法人などの地域資源 の活用や行政としての役割分担を強く意識するとともに、費用対効果、実 施内容と結果の因果関係など業務分析を行い、実績データを踏まえて、過 剰 な サー ビ スに ならな い よう 行 政サ ービス の 適正 な 水準 をどこ ま でと す べきかを常に考えながら、事業を実施されたい。
② 施策のめざす姿を実現するためには、縦割り行政からの脱却が必要であ る。施策を構成する各事業について、各所管課が効率的・効果的に推進し ていくことは当然であるが、目標達成に向け、他の部局との連携により効 果が高まることを認識し、部局間で協力しないと達成できないような共通 の目標の設定、各所管課の取組の相互関係を示す事業相関マップの作成等 による関連部局の役割分担の明確化など、より連携を高めるような効果的 な仕組みの導入を検討されたい。
また、連携を強化していくため、施策を所管する局長が責任を持ってイ ニシアチヴを発揮されたい。
③ 目標を達成できなかったから、事業のボリュームや回数を増やすという 対応策が目立つが、回数を増やすということは人員増や財政的負担増につ ながることとなる。総合評価の結果がB、Cという施策は、目標を達成で きなかったから資源を更に投入するというのではなく、査定を厳しくする などペナルティを科さないと、改善につながらない。まずは、最少の経費 で最大の効果を上げるという費用対効果の視点に立って、改善策を検討す べきである。
9
④ 本年度においては、33施策は2次評価を実施せず、当審議会からの意 見を付していないが、今回の指摘事項の観点からの改善は絶えず必要とさ れることから、各部局が本年度の1次評価において記載した改善策を着実 に実施されたい。
また、本年度の建議における総括的な意見については、2次評価対象部 局以外の部局を含め、全庁において実施されたい。
⑤ 今回の2次評価を通じては、別に行っている事務事業評価の効果を生か せるようには感じられなかった。来年度は、新・総合計画も5年目に入る ことでもあり、評価の仕組みについて見直すべき時期にあると考えられる ので、検討されたい。
(3)改善工程表モニタリングの結果及び評価
■ 改善工程表に関する主要な意見は、次の4点である。
① 自己評価欄には、実施した事業の内容は記載されているが、例えば平成 24年度中において、事業を実施した結果、どのような成果が挙がったの か、その成果をどのように25年度に反映し、事業の組み立てを行ったの かということが記載されていない。市民がこういう形で改善が進められて いるということが分かるよう、PDCAサイクルの「C」「A」を特に意 識して改善工程表を作成されたい。工程表の記載の仕方を検討されたい。
② その点からは、各四半期の実績欄の記載について、単に「予定通り実施」 として満足するのでなく、具体的な成果を記入できるようにすべきであり、 現行の改善工程表の様式変更を検討されたい。
③ 更に、改善に当たっては、取組の見直し実施後、早期に改善が達成され るよう、1年間という予算サイクルでの事業の進め方ではなく、翌年度の 第1四半期、第2四半期までに改善が完結するようなスピード感をもって 実行されたい。
④ 改善工程表モニタリング評価において指摘のあった事項については、改 善工程表の再作成までは求めないが、その具体的な対応策を検討し、引き 続き、改善プロセスを重ねていくことを実施されたい。その際、これら継 続して改善プロセスを進めていくべき施策の更なるモニタリングについて は、審議会の指摘事項を十分に留意しながら、自ら着実に一層の改善を図 られたい。
その上で、これらが機能的に展開されるよう本評価の取組において仕組 みづくりを検討されたい。
なお、個々のモニタリング結果は、20ページに記載するので参照されたい。
10
新・ 相模原市総合計画
平成2 4 年度「 2 次評価」 結果について( 施策別各論)
基本目標Ⅰ 誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
施策3
施 策 名 子どもを生みやすい環境の整備 1次評価 A
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・本施策を推進していくためには、女性のライフステージに応じた子育て環 境の充実に向けた総合的な視点から施策を管理する必要があることから、 保健衛生分野だけではなく、現在も手掛けている女性の雇用、保育、教育 なども含め、横断的な分析とそれに基づく取組・進行管理を強化されたい。
【改善すべき点】
・定量指標である「合計特殊出生率」が最終目標まで1.16と低く、そも そもの設定の仕方に課題があるが、一方で、「合計特殊出生率」を伸ばすこ とについて市事業だけで対応することも無理があることから、市の事業努 力の結果が反映されるようなサブ指標の設定を検討されたい。
・子どもを欲しいと思う人の増加につながるような指標を設定しないと評価 が難しいことから、特に生む側の観点からの検討を進められたい。
11 施策6
施 策 名 高齢者の社会参加の推進 1次評価 B
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・市民の満足度を高める視点から、市内にある大学、コンソーシアムといっ た市内の資源をこれまで以上に有効活用するとともに、市民大学事業など との連携、あるいは棲み分けを明確化して取り組む必要がある。
・一方で、民間サービスも充実されつつある中、運営面における自立した高 齢者の参画を促進し、行政サービスとしての範囲や適正水準がどこまでか を常に考えながら取り組んでもらいたい。
・シルバー人材センターについては、団塊世代の高齢化に伴い、様々な分野 での高い能力を持った高齢者が増加するので、これを資源として、自立し たシルバービジネスを展開し収益を上げていくことも考えてもらいたい。
【改善すべき点】
・高齢者大学運営事業については、3年に1度実施される調査結果を基準と するのではなく、毎年成果が分かる定量的な指標を追加設定されたい。
・シルバー人材センターへの補助金がどういう成果を生み出したのかについ て、成果目標を設定して、達成結果を公表し市民に説明する必要がある。
施策10
施 策 名 健康づくりの推進 1次評価 B
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・健康づくりにおいて、健康診査の受診促進が効果的だと認定できるのなら ば、引き続き受診率向上対策を講じられたい。また、健康診査の単価につ いては、実経費や他市との比較に基づき適正な単価設定を検討されたい。
・健康づくりを食育から見たとき、安全な食料や安全な水をはじめ、環境問 題の緩和、衛生問題、薬物問題あるいはメタボリックシンドロームなど、 関連する領域が広く存在する。これらの分野ごとの取組について、成果指 標の達成のために、どういう事業、戦略をとるのか考えてもらいたい。
【改善すべき点】
・主観的、定性的な指標が2つ設定されているが、バランスを取るためには、 市の努力が端的に表れるような客観的、定量的な指標を同時に設定された い。
12 施策12
施 策 名 保健衛生体制の充実 1次評価 B
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・予防接種については適正な単価で市民にサービスできるよう、受益者負担 のあり方のほか、他都市の状況も調査するなどした上で、客観的な説明が できるよう対処をされたい。
・性感染症対策事業については、一番知識を必要とする時期の青少年に対し、 在学中にしっかりとした知識を吸収する機会を設けるべきである。
【改善すべき点】
・生活衛生対策の推進の指標が「犬猫の致死処分頭数」となっているが、対 策の推進には衛生検査事業の本体部分から指標設定した方が適切である。 一般市民に実状がわかるような、あるいは市の生活衛生対策の力の入れど ころが端的にわかるような指標設定をされたい。
・市民感覚からは犬猫処分数ではなく、譲渡・引取り数を目標にするべき。
施策14
施 策 名 災害対策の推進 1次評価 A
2次評価 A
意
見
【施策推進に対する意見】
・災害時要援護者避難支援事業では、自治会等の支援組織に個人情報を提供 することに関して要援護者の方に同意をとって地域の方に提供する事業で あるが、同意をしない方や自治会に入っていない方などに対する避難支援 について、きめ細かく対応しないと混乱するおそれがある。
・浸水被害の解消率の指標が分かりにくいことから、『全体の中から何割くら い解消されたのか』というような誰にでも分かりやすい、もう少し端的な 指標設定をされたい。
【改善すべき点】
・特になし
13
基本目標Ⅱ 学びあい 人と地域をはぐくむ教育・文化都市
施策17
施 策 名 家庭や地域における教育環境の向上 1次評価 B
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・地域における子どもの育成活動に参加した人の割合が、低下傾向にある。 公民館での社会教育や学校教育という枠組みだけではなく、社会活動や市 民活動全体で当該活動への参加を醸成していく必要がある。
・学校と地域の協働推進コーディネーターや学校支援ボランティアなどいる 一方で、別セクションで地域人材活用を考えているが、市民からは同じに 見える。特定課での事業統合や、人材情報の相互活用を検討すべきである。
【改善すべき点】
・指標については、客観的評価(定量的な指標)も必要である。「不登校の子 どもの数」や「家庭教育に関する相談件数とその相談の解消結果」など、 実際の目標になり得るものを考えてもらいたい。
施策19
施 策 名 生涯スポーツの振興 1次評価 B
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・スポーツを定期的に行う市民を増やすためには、例えば、増やすべきター ゲットを高齢者などと明確にしていかないと効果的ではない。
・スポーツの効果として、地域のふれあいなどもあるが、施策の「取り組み の方向」の中に健康づくりというキーワードがある以上、「健康づくりの推 進」分野の施策との連携も図ってもらいたい。
・民間のスポーツ産業の動向、活動範囲を見据えながら、スポーツ分野で行 政としてどこまでサポートすべきなのか判断し、取り組んでもらいたい。
【改善すべき点】
・施策10「健康づくりの推進」の指標値が上がっていれば、スポーツ振興 の結果と見てもよい。健康づくりに本事業は貢献していると思うので、両 分野で使う共同指標という形でのサブ指標の新設も検討されたい。
14 施策20
施 策 名 文化の振興 1次評価 B
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・宇宙をテーマにした事業を全国に発信していることについては、相模原市 独自の取組なので、高く評価したい。
・「暮らしを楽しむ文化」、「芸術を楽しむ文化」など、暮らしの中には種々の 生活様式、文化形態があり、それを高めたものが生活文化である。現在は 芸術、文化という特定領域に限定されており、文化振興の視野の広がりが ない。
・行政の文化振興の展開において、市民などへの周知の物量を多くすると考 える前に、そもそもの文化の質、魅力を高める努力が常に必要である。
・そのことを踏まえて、普段、文化になじみのない人が文化に関心を持つよ うになることを目指すべきであり、他のセクションの事業などとの共同作 業による展開を総合的に検討するべきである。
・カルチャーセンターなど、民間部門でのサービス提供の拡大を視野に置き ながら、行政が担うべき文化振興のための支援、サポートの仕方などの範 囲や水準を考える必要がある。
・発掘調査などで発見された市内の文化財資源について、これまで以上に見 学会などを実施するなど、更なる情報発信に向けた工夫を求めたい。
【改善すべき点】
・指標40「文化芸術に親しんでいる市民の割合」は、市民意識調査の結果 を用いているが、主観的な評価、定性的なものであるため、客観的な評価 を加えてバランスを取るということを検討されたい。
15
基本目標Ⅲ やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
施策29
施 策 名 人と自然が共生する環境の形成 1次評価 B
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・緑地を買取りするに当たっては、緑地取得優先順位に関する考え方、基本 方針等に基づき進めてほしい。
・ふれあい科学館のリニューアルを生かすため、効果的 PR 方法、運営面の 工夫なども含めて、ソフト施策の拡充が求められる。
【改善すべき点】
・具体的、計画的な緑地取得のステップを明らかにされたい。
施策30
施 策 名 生活環境の保全 1次評価 A
2次評価 A
意
見
【施策推進に対する意見】
・なぜこのような原因があって、このような状況になっているかという分析 ができているかということが重要であるが、それについてはきちんと分析 ができていると判断できる。
・データに基づいて業務を進めている。個別の事情についてもきちんと把握 しているという印象がある。
・公表の仕方の工夫や、より市民に関心を示してもらうための工夫などをし てもらいたい。
【改善すべき点】
・特になし
16
施策32
施 策 名 雇用対策と働きやすい環境の整備 1次評価 B
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・就職支援センター、若者サポートステーション、パーソナルサポートセン ターを同じ場所に開設し展開する方式は効果的な取組である。
・女性の活用、そのための支援などの環境整備が重要で、本市に多い中小企 業における女性のための仕事と家庭の両立支援について更に検討すべきで ある。
・女性の活用を図るには、学童保育と保育園との連携は必要であり、他の部 署と連携を更に強化して取り組んでもらいたい。
・雇用対策、女性活用の取組で優れた会社の情報を積極的に発信してほしい。 情報の収集と公表を是非行ってもらいたい。
【改善すべき点】
・サブ指標は、相当の市の努力が確認できるが、これで満足せずに目標値を 上げることも検討されたい。
施策37
施 策 名 魅力ある観光の振興 1次評価 B
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・市作成の「宇宙兄弟」掲載のシティセールスの雑誌は、学生に大変好評で ある。このほかにも、映画やアニメーションの舞台に市を用いることも有 効なので、参考にされたい。
・観光に限らず、農業や交通など複合的な取組により、市に人が集まる流れ を作ることができるよう、これまで以上に様々な組織の横断的な連携を強 化されたい。
・現在、スマートフォンやタブレット端末の利用者が増えているので、市内 各地の生の、面白い情報を発信する仕掛けづくりを更に進められたい。
【改善すべき点】
・入込客数増加のために一番効果的な戦略が見当たらないので、重点ポイン トを決め組織横断的に、どう取り組むのかについて方針の策定を検討され たい。
17
基本目標Ⅳ 活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
施策38
施 策 名 計画的な土地利用の推進 1次評価 A
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・100%達成可能な数値を目標にする方式は、計画にはなじまない。
・計画づくりと開発事業担当の両方が揃ってはじめて計画的な土地利用が実 現されるのだろうが、市の努力を反映する指標がない。
・キーワードに挙げられている産業と住環境の調和ということでいえば、一 定の紛争手続きになってしまった件数をサブ指標として設定することも有 効である。
【改善すべき点】
・土地利用の転換を進めるにあたり、当該事業において具体的実例や数字を 使い、困難な事業にいかに挑戦してきたのかについて、きちんと説明すべ きである。
施策39
施 策 名 広域交流拠点都市にふさわしい都市拠点の形成 1次評価 A
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・長い努力の末の再開発事業の完了は高く評価したい。
・その上で、3つの拠点の状況について、パーソントリップ調査なども含め、 来街者の動きや増減などを市主導で調査し、事業との因果関係を分析し、 具体的な施策を地権者の方や商業者と一体となって具体化できればよい。 そういう施策を3地域それぞれに具体化し、それを実施すると実際に乗降 客数が増えるというシナリオを持って事業に取り組まれたい。
・3地区のうち相模大野地区は町田や立川と競う地区で、対外的なイメージ の変化が大事な地区である。経済効果における競争もあるが、イメージが どう変わったかが重要である。
【改善すべき点】
・施策35の商業サービス業の振興と連携して推進されたい。
・それを踏まえ、異なる事業課が協力し合って達成していく、複合指標、共 同指標の設定を検討されたい。
18 施策40
施 策 名 新たな産業拠点の形成と地域の拠点の活性化 1次評価 B
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・面的開発と地域づくりを並行して取り組む方式は高く評価したい。
・工業立地については、失敗した地区も多く慎重に進めてもらいたい。指標 の目標値の件数を具体的に上げているが、整地もされていないのに目標を 立てるのは早い。整地し、道路や下水道を整備し、次の年に何件というよ うな段階的な目標値設定を考えてもらいたい。
・ロボット特区に関し、中小企業はロボットの部品は作れるが、システム化 はできない。研究開発で魅力的なロボットを開発すれば市のPRになる。 大学などと連携することも検討をしてもよいのではないか。
・市としてどういう地域性があるのかを研究し、企業の的を絞り誘致する方 法を考えてもらいたい。
・事業を進めるにあたっては、是非、地元の方に対して組織横断的に土地活 用の支援をするなり、事前にきちんと説明をして、後からこんなはずでは なかったと言われないよう、十分な理解を得た上で目標を達成してもらい たい。
・努力しているのは確かであるが、目標未達成な状態では改善が必要だとい わざるを得ない。合意形成が遅れて事業化できなかったのは、住民側に原 因があるものではない。
・事業実施に際し、住民に安心感を与えながら進めるという方向性も是非取 り入れてもらいたい。
【改善すべき点】
・先の事項とも重なるが、土地利用の転換を進めるにあたり、当該事業にお いて具体的実例や数字を使い、困難な事業にいかに挑戦してきたのかを反 映できるようなサブ指標の設定を行うべきである。
19 施策46
施 策 名 基地の早期返還の実現 1次評価 A
2次評価 A
意
見
【施策推進に対する意見】
・早期返還を勝ち取ることは非常に困難が伴うものであるが、市の業務とし て、国や米軍に対し説得力のある具体的な提案・要請ができるかどうかが ポイントで、そうした努力が伝わればよい。
・地域によって判断が分かれる指標なので、具体的な努力により勝ち取った ものがあるならば、サブ指標のようなもので示してもらうと評価がしやす い。
【改善すべき点】
・特になし
基本目標Ⅴ 市民とともに創る自立分権都市
施策49
施 策 名 行政サービス提供体制の充実 1次評価 A
2次評価 B
意
見
【施策推進に対する意見】
・行政サービスを提供する場合、基本的な指針として、各局の縦割りに横糸 を通すような形でサービス提供体制を考えていかないと十分なサービスに なっていかないのではないか。
・窓口職場は、様々な市民の要望に直に接するセクションであるからこそ、 各窓口がしっかりとアンテナを張り、情報を把握することが重要である。 そのような機能を認識し、市政に生かす取組も検討すべきではないか。
【改善すべき点】
・指標について、アンケートの結果だけでは不十分であり、結果に対する原 因分析がされていない。原因分析に資するサブ指標の設定を検討されたい。
・窓口の増設や I CT 機器の活用によるハードウエア増強対策だけではなく、 行政サービスの品質管理など、更なるソフト的対処方策も、今後、検討し ていくべきである。
20
新・相模原市総合計画
平成24年度「改善工程表モニタリング」結果について(施策別各論)
*平成23年度実績に基づく平成24年度施策評価において、A 以外の評価であった施策
*対象事業欄記載の事業は、各施策改善工程表において改善の取組を行ったもの。
基本目標Ⅰ 誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
施策1
施 策 名 地域福祉の推進
対象事業 福祉コミュニティ形成事業、地域福祉活動推進事業、 民生(児童)委員活動推進事業
意
見
【モニタリング評価】
・民生委員活動の負担軽減策を検討するため、そのあり方について検討して いることなど、一定の改善と努力は認められる。
・昨年度の建議書において、「民生委員、児童委員活動推進事業について、活 動しやすい環境づくりに関する具体的な目標を記載されたい」との意見が あったが、指標を設定するまでには至っていないことから、改善されたい。
・費用対効果や、四半期ごとの取組を実施した成果についての具体的な記述 がないことから、改善工程表の記載の仕方も含め、分析を深めて、今後の 改善に取り組まれたい。
・福祉コミュニティの形成に向けては、地域の住民が相互に支え合う、協力 し合うということが無理なくできる仕組みを考えていく必要がある。
・社会福祉協議会に対する補助金は市民の税金が財源であり、地域福祉を担 う主体となっていることから、社会福祉協議会の活動についても行政と同じ ように、成果指標を設定するなど、市民の納得が得られるよう、成果を公表 していくことを検討する必要がある。
21 施策13
施 策 名 市民生活の安全・安心の確保 対象事業 消費者啓発事業
意
見
【モニタリング評価】
・講師派遣やパンフレットの配布による費用対効果の分析がされていない。 また、どういう成果を挙げたのかというようなことが記載されていない。 予定どおり実施したということだけでは不十分であり、自己評価として成 果について更に考えてもらいたい。
・行政として、出前講座などの場を活用して地域の人達が主体的に動いてく れるような仕組みづくりを考えていかないと問題の解決は難しい。具体的 な実施方法を考えてもらいたい。
・高齢者が騙されたケースを地域性も踏まえて分析し、意識を高める方法を 検討するだけでも、目標達成に一歩近づく。また、学校と協力し、自転車 は危ないという子どもたちの意識の高まり具合を確認することも1つの目 標になる。その目標があって次のステップが出てくるので、こうしたこと も目標に入れてよいと思う。
・消費者相談件数が増えている。相談することで被害を防ぐことができたと 思うが、福祉部門との連携で成果が上がることを期待している。
22
基本目標Ⅱ 学びあい 人と地域をはぐくむ教育・文化都市
施策16
施 策 名 学校教育の充実
対象事業 地域人材活用事業、体験学習推進事業
意
見
【モニタリング評価】
・各事業の実施結果について、担当セクションとして成果を確認し、効果を 生んだ仕組みを分析し、その内容を記すことを考えてもらいたい。
・普段から費用対効果を意識し、業務上の統計としてしっかりと実績を把握 しながら事業に取り組んでもらいたい。
・教育委員会と学校での2つの体制が組まれていることは、とてもよい試み であり、そういう取組をPDCAサイクルに基づき、スパイラルアップし ていくことを望む。
・教育委員会の従来の発想ではなく、学校長の権限でボランティアの獲得に 取り組み、努力した学校には予算を配分するなど、各学校の努力・工夫を 促す仕組みづくりを検討されたい。
施策18
施 策 名 生涯学習の振興
対象事業 市民講座支援事業、市民大学の運営、公民館活動
意
見
【モニタリング評価】
・市民講座支援事業について、開催回数を増やすということが記載されてい るが、単純に回数を増やせばよいということではなく、担当課として適正 な講座回数は何回なのかということを、的確に市民に説明できるようにし てもらいたい。
・所管局の自己評価を見ると全部実施したということで成果が記載されてい ない。自己評価の欄を、24年度の活動結果としてどういう具体的な成果 が表れて、それが25年度にどう反映されているのかということが、市民 に理解できるようにしてもらいたい。
・公民館が実施する事業は地域のニーズに応じた重要な活動ではあるが、単 館の評価ではなく32館全体を通した課題や平成25年度事業内容、成果 の状況等について、補足してもらいたい。
23 施策22
施 策 名 人権尊重・男女共同参画の推進 対象事業 男女共同参画推進事業
意
見
【モニタリング評価】
・必ずしも指摘事項と改善策が関連していない点と、様々な事業を行う中で 効果や成果が明確になるような形に改善工程表がなっていないという問題 点がある。
・特定分野の人材名簿があれば、一定分野の専門知識を持った方を確保しや すくなることから、政令指定都市の平均まで女性の登用率を上げるとなる と、専門的な能力のある人材を名簿に整理しておくといった工夫もあるの ではないか。
・DV(ドメスティックバイオレンス)の相談支援センターを開設している が、条例等により個人情報の共有を図り、地域全体で安心・安全を確保す る仕組みを作るといった手法も検討されてはどうか。
・主観的な指標2つに加えて女性委員の割合という定量的な指標があるが、 市民意識調査の結果だと市の努力の結果を測定することが難しい。男女共 同参画推進プランの中から、端的に市の努力の結果がわかる代表的な指標 を選び設定することができるのではないか。
24
基本目標Ⅲ やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
施策26
施 策 名 資源循環型社会の形成
対象事業 家庭ごみの減量化・資源化推進事業
意
見
【モニタリング評価】
・環境を良くしていくために、こういう努力しているということを示してほ しい。1日あたりの家庭ごみ排出量、リサイクル率、ごみの総排出量等々 確実に減少しているということを改善工程表に記載してほしい。
・分析したデータを整理して、市民に地区別に特徴などを伝えていきながら、 啓発活動を進めてはどうか。
施策27
施 策 名 廃棄物の適正処理の推進
対象事業 美化推進・不法投棄防止対策事業
意
見
【モニタリング評価】
・駅前と産業廃棄物だけではなく、街道沿いを含め重点地区をつくり、ごみ の捨てにくい環境を市民とともに作っていくということをさらに推進され ることが望ましい。
・年度ごとに展開する地域を決めて実施していく方がよい。それらをサブ指 標として設定すればよいのではないか。
・巡回指導や点検をするときに、何を根拠にその地区をチェックするのかと いう点を明確化し、その効果について検討をしていることが確認できたの で、その旨を記載してほしい。
・事業実施において、例えば巡回重点地域を選ぶ戦略的視点などを踏まえつ つ、体系的な取組の検討を行い、提案してもらえればよいと思う。
施策28
施 策 名 水源環境の保全・再生
対象事業 公共下水道(汚水)・浄化槽の整備
意
見
【モニタリング評価】
・浄化槽の設置については、重点地域を絞って対話型で効率よく住民を説得 し、自治会長との事前調整により住民の意識改革が進んだ結果、申請が増 えているということであれば、自己評価として記入してもらうと評価しや すい。
25 施策32
施 策 名 雇用対策と働きやすい環境の整備
対象事業 ニート・フリーター就労支援事業、職業紹介事業
意
見
【モニタリング評価】
・就職支援センター、若者サポートステーション、パーソナルサポートセン ターを同じ場所に開設し展開する方式は素晴らしい取組である。
・女性の活用、そのための支援等の環境整備が重要で、本市に多い中小企業 における女性のための仕事と家庭の両立支援について更に検討すべき。
・女性の活用を図るには、学童保育と保育園との連携は必要であり、他部署 と 連 携 を 更 に 深 め て 女 性 が 働 き や す い 環 境 の 整 備 に 取 り 組 ん で も ら い た い。
・雇用対策、女性活用の取組で優れた会社の情報を積極的に発信するととも に、情報の収集と公表を是非行ってもらいたい。
・本事業は総合就職支援センターの開設というハード面の変化があり、事実 上リスタートしたもの。その意味では以前とどう変わったのかを改善工程 表に記載すべきである。
施策36
施 策 名 都市農業の振興
対象事業 耕作放棄地の解消事業、大型農産物直売所開設事業
意
見
【モニタリング評価】
・安全・安心な農作物を作るためには、まずは農家の生計が成り立たないと できない。そのためにはブランド力をどう発揮するかが鍵になる。機能性 を持たせることで高くても売れる商品はあるので、専門家の知識を活用し、 どのようにブランド力のある商品を作っていくかという課題に対し、市が 先導しなければならない。
・地産地消についてだが、要はPRによってどう消費を促すかという問題で ある。直売所を開設することは、単に農作物を売るだけではなく、農作物 以外の相乗効果を狙った施策が必要である。農家の方が安定した生活がで きる戦略を検討されたい。
・JAと協力し、購買傾向をつかみ、農家の方へのアドバイスにつなげたら よいのではないか。
・改善工程表にもう少し具体的な記載は必要だが、以前よりもブランド化に 進展が見られる。あとは直売所に集客ができるよう今後のPRが課題であ る。中長期的には機能性商品の開発に取り組まれたい。
・直売所の開設も必要だが、ソフト面における戦略も重要である。
26
基本目標Ⅳ 活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
※ 該当施策なし
基本目標Ⅴ 市民とともに創る自立分権都市
※ 該当施策なし